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電気通信大学競技ダンス研究部

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電気通信大学競技ダンス研究部

こんにちは。恵です。
今日は、私の学連時代の話を書きます。

私は、日本女子体育大学で競技ダンスに出会いました。
一緒に活動していたのが、体育会系女子とは真逆の理系男子集団『電気通信大学』(デンツァー)

大学に入った事で新種の生き物と出会った様な衝撃を受けまた、そのほかの大学の人たちとの出会いを通して価値観が大きく変わる4年間でした。

入学時点で私はダンス部に入ると決めていたやる気組だったので、
どの様にダンスにハマらせるか、と言う話は傍に置いて、

ダンス部の運営について書こうと思います。

ダンス部は3年生になると指導される側から指導する側に変わり、3年生が部の運営をすることになります。

初回の会議
4年の先輩から、『目標を決める様に』
と言い渡され、同期みんなで必死に考えます。

体育会系には慣れている私でも、下級生の頃ルールが厳しく練習も厳しくて、スタンダード・ラテンの専攻も自分の意見を言えるわけでもなく、着たい練習着も着られず、がんじがらめだった環境を変えたい思いが強かったので

『楽しい部活にしたいよね』

と色々意見が出たけどざっくりこんな感じでまとまり、
次の会議で伝えると先輩からは即却下

『部活だよ?!仕事じゃないんだよ?!楽しくなくちゃ続かないじゃん!!なぜ却下?!』

意味がわかりませんが、何度も揉み直し、
でも、やっぱり続けたくなる部活運営をしたいと言う私達同期は思いを伝えます。

でも却下
結果、何が目標になったかと言うと、

『団体優勝』
でした。

これ、電通ダンス部出身ならわかる笑い話ですが、
これこそ電通の強さで、絶対ブレないんです。
なぜスタンダードとラテンの専攻も決められないか?って、
希望を聞いて偏ったら団体優勝できないからです。
当然固定カップルの希望なんて聞いてもらえません。それも全て団体優勝のため。
1組のチャンピオンより、8カップルのセミファイナリストを作る。
私は当時、個人を蔑ろにしている感じがすごく嫌で、
え?!って思うけど、みんな一丸となってその団体優勝に向かうのです。

青春ですね

多数決で決まった以上その中にいるからにはその環境で頑張るしかなかったのですが、
私は長らくその考えには納得がいきませんでした。
(私自身それで結果が出せたわけではなかったことと、今もそれは変だよ?と思うことはいっぱいあるので)
でも、目標(目的)をブラさないことが、もっとも高いパフォーマンスを上げ、さらに継続して成長すると言うことをプロになって20年以上学生ダンスの結果を見ていて思うところです。

大学生という多感な時期、
感情より目的優先!というあり方

今更ながら拍手!です。

人って、寄り添おうと思えば思うほど、その人それぞれにオーダーメイドな対応しなくちゃって思いがちだけど、
成長するのもダメになるのも本人次第

この中で成長したいと思える環境を作ることが大事なんだなと思います。

今年も部内戦の審査を依頼されましたが、日程が合わずいけませんが、

数年前に何度か行った部内戦は、時がタイムスリップしたかと勘違いするほど私がいた環境と変わらなかったことに笑いました。
卒部した後も、良くも悪くも伝統が受け継がれている証拠なんだなと思います。
(下級生の女性の前髪が変なのでそこは直して欲しかった)

ウスイダンスには友梨香先生という私と一回り以上離れた電通ダンス部の後輩がいて、
私の時代と同じだったり、ちょっと変わってたり、それもなかなか面白い話です。

昔も今も学生を育てることに関して正解はないからとにかく一生懸命レッスンしますが、これからはさらに勝たせることにフォーカスしたいと思います。

今年の年末に久しぶりに学連の同期と会いたいなと思って企画してます。
私は3年生で連盟委員、4年生の時は理事をやっていたおかげで今も当時の友人とずっと繋がっていて、ダンスで活躍すると一緒に喜んでくれて、何かあれば助けてくれます。
また連盟や理事の時の話はまたいつかしたいと思いますが、

大学で出会ったすべての人たちに感謝してるし、このご縁は何にも変え難い私の財産。

ずっと大事にしたいと思います。

というわけで、
大学には絶対入った方がいいし、(進学させてくれた親に感謝)
部活なり、何か必死に取り組めるものに出会うと、その後の人生が豊かになると感じています。

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